【第4話】新幹線という快適空間を満喫中に次々襲いかかる試練。成長した僕は誰かの役に立ちたいと奮起する。

‐前回までのあらすじ‐

引っ越しという環境変化がもたらした副産物。

自律神経失調症には勝ったえびちゃん。
だが、パチスロとは一生の付き合いを覚悟したのだった。

次に彼を待ち受けていた試練とは…?

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目次

僕だけの快適空間

僕が【引っ越し】と【職場を変えない】を選んだことで得たものと失ったものについて、ちょっと書いてみますね。

得たものリスト

①新幹線通勤
 新幹線通勤って憧れません?なんか、ビジネスマンって感じでカッコいいですよね。子供に「パパはいつも新幹線乗って仕事場行ってるんだー」と自慢できます。職場で患者さんに「どっから通勤してるの?」と聞かれた時、僕が「○○県です」「毎日新幹線で来てます」と答えると鉄板で話が盛り上がれます。

②自分の時間
 新幹線の中は基本的に座れます。そして「漫画読んでも」「スマホゲームしても」「スマホでスロット動画見ても」誰にも怒られません。これってまさに天国です。

③首・肩・腰痛
 こいつは欲しくなかったモノです。座ってる時間がかなり長くなったので、何か良い方法を考えないといつか爆発しそうです。

失ったものリスト

①朝の睡眠時間
 最初慣れるまでが辛かったです。新幹線1本乗り遅れたら1時間以上遅刻しちゃうので、目覚まし3つ掛けてます。朝は早いけど夜も10時には子供と一緒に寝ちゃうから、結局合計の睡眠時間は失ってない・・・。

②出世コース
 18時には退勤しないとカラダが辛いので、仕事(残業)を削ってもらいました。出世コースとはサヨナラ―です。

新生活を始める前までは
『地元の職場が決まるまで1年頑張ろう』
っていう気持ちでした。

でも実際通勤して
【得たモノ】―【失ったモノ】を比べると
得たモノが多くて案外快適だったんです。
特に通勤時間すべてが自分時間になるっていうのがとても気に入りました。自宅だとなかなか自分の時間なんて取れないですからね。

気づけばこの生活も2年に経過しようとしています。そして『定年までイケるかも』なんて思った時期も…ありました。

最高の自分空間が最悪の環境へと変わる

やっぱり人生って山あり谷ありです。

せっかく快適空間での生活に慣れてきたころ、強敵「新型コロナ」が登場して僕の心をかき乱します。こいつは僕の快適空間を恐怖空間へ変化させました。

1回目の緊急事態宣言中では全国的に他県への移動自粛が求められましたね。

多くの企業でリモートワークが推奨・進化しましたが、どうしても出勤が必要な僕の場合は通勤しない=休みになってしまいます。

職場近くに単身赴任する案も考えましたが、いつまで続くかもわからない事態ですので、職場の上司とも話し合って通勤を続けることにしました。

完治していた自律神経失調症が『再発するかも』ってくらい、このときは神経使ったと思います。

当時はどんな風に感染するかも分からない部分が多かったので、他人が全て菌に見えてしまいました。まるで菌の巣窟に放り込まれる感覚です。一方で僕自身も無症状で保菌してるかもしれないので、まき散らすんじゃないかって心配もありました。

そんな状況は僕の気持ちを色々変化させます。

・通勤怖いな
・車内で喋る人や咳する人が気になる
・もし僕が具合が悪くなったらどうしよう

心配な事ばかりが増えていきます。

こうして、「漫喫のような快適空間」は「監獄のような恐怖空間」に激変し、僕は新型コロナという見えない敵に怯えながら通勤をしていました。

さらに僕にとっては「コロナ感染」以上に「コロナ感染による人物特定や誹謗中傷」の方が怖かったです。僕の住んでいるような田舎は情報網がハンパないです。公式情報よりもウワサで聞く方が早い時もありますからね…

僕なんか新幹線通勤ってだけで、かなり特定されちゃいますからヒヤヒヤしながら息を潜めて通勤してました

さらに他県通勤によりある程度制約を受けました。
妻の出勤停止、家族との隔離生活などなど…
仕方ない事ですが結構心に響きました。

みなさんも現在進行形で大変な思いをされている事と思います。答えの分からない事態に自分で考えて行動するって本当に大変です。

そんなとき、僕は子供にはすごく癒されてます。

パパ、私がコロナをパンチしてやっつけてあげる

一年以上も外食もせず、休日には近所の公園に行くくらいしかできない状況でも、まっすぐに育ってくれている子供たちを見て励まされて、僕も今日まで頑張れてます。

誰かの役に立ちたい

緊急事態宣言にも大きく心が揺さぶられましたが、もう1つの大きな出来事で僕の心は折れる寸前までグラつきます。

ある日、子供が午前中に具合悪くなって救急車で運ばれる騒ぎがありました。幸い、点滴をしてもらって夜には家に戻れたんですが・・・以下、妻とのLINEのやり取りです。

どうしよう、○○(子供)が元気ないんだけど

珍しいね。ご飯も食べれないの?

一応、心配だから救急車呼ぶね。いい?

分かった!できるだけ早く帰る!

速攻で仕事を他のスタッフに申し送った僕が、帰れたのは午後3時を過ぎてました。

妻が僕の母親に連絡して上の子供の面倒を見てくれたので、その日はなんとか乗り切る事が出来ました。ここまでなら、ハッピーエンドな展開です。

この話には続きがありました。

「きゅうきゅうしゃのお兄さんカッコよかったよねー」我が家ではしばらくの間、救急隊の話題ばっかりでした。子供たちだけならまだしも、妻までもがメロメロです・・・

『むむむ・・・』
僕はまたしても自分の気持ちの変化気づきました。
『誰かの役に立つのってカッコいいなぁ』
『僕も誰かの役に立てる人間になりたい』

決して救急隊のお兄さんに嫉妬したのではありませんよ(; ・`д・´)

自律神経失調症になって、独りぼっちだと勝手に思い込みどんどん一人の世界に引きこもっていた僕が。『もう一回現実世界に戻りたい。誰かの役に立ちたい。』と思えるようになっていたのです。

カッコいい救急隊のお兄さんのように!

『僕にできることで、僕を必要としてくれてる人を助けたい』そう決意したのでした。

どうやったら誰かの役に立てるのか
―自分探ししてみた―

『誰かの役に立ちたい』と思い立ったのはいいですが、思うだけでは状況は変わりません。そんなときテレビで「自分の強みを生かそう」ってフレーズを見て、単純な僕は『僕の強み』を使って何かを始める事を決意しました。

『・・・で、僕の強みってなんだ?』

『うーーーーん。』

踏ん張っても全然思い浮かびません(*´Д`)

どうやらいきなり強みを探すんじゃなく、自分についてもっと知らないと駄目なようです。

そして僕は、自分自身を探す旅に出ました。

・僕はどんな人間なのか
・僕は何が好きなのか
・僕はどんなことをやってきたのか

掘って掘って掘って…完成したのがこのプロフィールです。まずは、僕のことを知って、身近に感じてもらえたらうれしいです!

そして散々悩んだ結果、出てきた僕の強みは以下の通りです。

僕の考える僕の強み

・圧倒的な通勤時間
・自立神経失調症などなど悩みまくりの人生
・パチンコ、スロットへの情熱
・理学療法士

これらを活かして、ブログという形で誰かのお役に立てたらうれしいと思ってます。

まとめ

ここまで4話にわたり、

順風満帆な人生から勝手に転がり落ち
自律神経失調症を発症し
パチ・スロの世界に逃げ込み
引っ越しを機に自律神経失調症を克服し
コロナと救急隊のお兄さんに打ち負かされて
ブログを書く決意をする

までのエピソードをご覧いただきました。

こんなハチャメチャな人間が書くブログですが
少しでも多くの方に情報を届けられたらと思っていますので、記事を見守っていただけたら嬉しいです!

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