こんにちは。1日が26時間に増えちゃう時感術コーチのえびちゃんです。
日々生活している中で
・残業、家事、育児に毎日追われてると感じる
・「もっと効率的に時間を使えたら」と思う
・「自分の時間も作りたいのに」いつもあと回し
そんな思いがあったりしませんか?
今日は「時間がない」「時間の使い方が下手」と悩む働くママパパに向けて、人生が変わる3つのヒントをお届けしていきます!
時間の使い方が「うまい・へた」って何?
「私って時間の使い方が下手なんです…」
普段から個別相談などで相談される言葉ですが、実はこの考え方自体を見直す必要があります。
なぜなら、「上手い」とか「下手」というのは自分自身で勝手に決めているだけだから。
では、何を基準に決めているのでしょうか?
・時間の使い方がうまそうな人と比べる
・過去の自分と比べる
・漠然とそう思い込んでいるだけ
そうすると次に考えたいのは比べることによるメリット。
例えば…
・挑戦をあきらめる理由になる
・できない理由がつくれる
などが挙げられます。
でも、そうやって自分自身の能力を勝手に低く見積もっている状況では、なんだか気分が晴れずモヤモヤした気分で人生を過ごすことになるでしょう。ご安心ください!今日はそんな日々から卒業するヒントをお伝えする会ですので。
僕が日々提唱しているのは、時間がうまく使えている感覚を養うこと。
残念ながら物理的に1日が26時間へ増えることはなく、時間だけはすべての人に平等に24時間という事実はこれから先も変わりません。
では、一般的に時間の使い方のうまい・へたはどうやって決まるのか?
それが次の概念です。
時間をうまく使えない背景には、自分の感情を押し殺して次々とタスクをこなそうと頑張っている現実があります。本来、人には『やりたいこと』か『やりたくないこと』の2つしかないのに、そこに第3の『やらなくちゃ』が加わってしまうのです。
時間の使い方がうまい人は『やらなくちゃ』の割合が極端に低いのです。逆に時間の使い方がへただと思い込んでいる人はこの『やらなくちゃ』が多くなる傾向にあります。
たとえば、平日の夜。残業して帰宅後、疲れているのに「お弁当作らなくちゃ」「洗濯物たたまなくちゃ」と自分を追い込んでいませんか?実は、時間の使い方が「下手」なのではなく、やるべきことに追われすぎているだけかもしれません。
時間の使い方をうまくする秘訣
みなさんは時間の使い方がうまくなりたいですよね?今日は一般的な時間管理のお話ではなく、基礎として大事な考え方を3つお伝えしていきます。家と同じで基礎がしっかりしていないとどんなに素敵な家を建てても地震などで簡単に崩れ去ってしまいますので。
時間が「とけている」状態を知る
時間がないと感じる原因を僕は「とけている時間」と表現します。
ある研究では、1日の約50%を今ではなく過去や未来に思考が巡っているという結果が出ました。
例えば1日7時間寝ている人だと、起きている時間は17時間。そのうち、いまを生きている時間が8.5時間、過去や未来に思考が巡っている時間が8.5時間ということになります。
このような形で僕らは今を生きているようで生きていないのです。
さらに僕はこの「とけている」状態を2種類に分けてみました:
- 「溶けている」時間: YouTubeやSNSを見ていたら気づいたら数時間経っていたなど無意識のうちに時間が流れ落ちてしまう状態
- 「融けている」時間:家事をしながら育児もしつつ、仕事のことも考えている。時間が融合してしまい、どれも中途半端になってしまう状態です。
この「とけている」状態をいかに減らしていくかが時間をうまく使う鍵になります。
時間はあなたの敵ではなく味方
「時間がない」という発想自体を変えることを僕は提案しています。
「時間がない」と口にすると、頭は自然とその理由を探し始めます。「家事もあるし、育児もあるし、仕事もあるし…」と、ない理由ばかりが浮かんできます。
代わりに「私には時間がある」と声に出してみましょう。すると不思議なことに、頭は「ある時間」を見つけ始めます。たとえば通勤電車の中や、子どもの習い事の待ち時間など、今まで気づかなかった時間が見えてきます。
自分を許す時間を持つ
時間の使い方が下手だと思い込む背景には、完璧を求めすぎる自分がいることも。僕もかつては「できる自分」でいなければならないという思いに囚われ、30歳で自律神経失調症を患った経験があります。
時間の使い方を改善する前に、まずは自分を許す時間を持ちましょう。「今日は何もしたくない」という気持ちも大切にしていいのです。
具体的な実践方法
ここまでは基本的な考え方をお伝えしてきました。ここからは、実際に時間の使い方を改善できる具体的な方法を3つご紹介します。
①睡眠時間を先に確保する
スケジュール管理の基本は、まず睡眠時間を決めること。「寝る時間と起きる時間を先に決めて、それを基準にスケジュールを組む」ことを推奨しています。
また、スケジュールは6-8割程度で組むことをお勧めします。予期せぬ予定が入ることは当たり前。100%びっしり予定を入れないことが重要です。
「タスクが終わるまで寝ない」という方も多いですが、これは危険信号。結局、睡眠時間が削られ、次の日のパフォーマンスに影響します。
②自分時間を「予約」する
「他の人との予定はスケジュールに入れるのに、自分のための時間は後回しにしがち」というのは、多くのママの共通点です。講座生さんには「自分をお客様だと思って予定を入れてください」とアドバイスしています。
週に1-2回は「余白の時間」をあらかじめ設定し、この時間は自分のために使うと決めておきましょう。趣味の時間でも、ゆっくりカフェで過ごす時間でも構いません。
③「やらなくちゃ」を整理する
家事や育児で「私がやらなくちゃ」と思い込んでいませんか?実は、あなたが苦手なことが得意な人もいます。
僕はExcelでの単調な入力作業がとても苦手です。でも、そういった作業が好きな人もいる。すべて自分でやろうとせず、時には人に任せることも大切だとアドバイスしています。
たとえば:
- 食器洗いが嫌なら、パートナーに頼むか食洗器を使う
- 子どもに簡単な家事を手伝ってもらう
- 時間を買うつもりで、家事代行サービスを利用する
時間管理ツールは後から
多くの方が時間管理ツールや手帳を駆使して時間を管理しようとしますが、僕は「ツールは使いこなせる自分になってから使う」ことを推奨しています。
なぜなら、時間管理が上手くできないからツールを使おうと思っていたのに、結局できないことを視覚的に突きつけられ、「やっぱり私はダメだ」という気持ちに追い込まれがちだからです。
まずは自分の時間の使い方を見直し、その後でツールを導入する方が効果的です。
まとめ:時間の使い方とは
時間の使い方を改善するのに、大きな変革は必要ありません。まずは「溶けている時間」「融けている時間」を意識することから始めましょう。
そして、自分を追い込みすぎず、できることから少しずつ変えていくのです。時には完璧を手放し、助けを借りることも大切です。
えびちゃんさんはこう締めくくっています: 「完璧を目指す必要はありません。むしろ、ダメだと思っていた自分の感情にも寄り添って許しながら、自分も時間も味方につけることが大切です。」
あなたの人生は、あなたのもの。他人の時間の使い方に振り回されることなく、自分らしい時間の使い方を見つけていきましょう。
今日から、小さな「やってみたい」を大切にしてみませんか?そして、「時間がない」から「時間がある」という発想の転換を試してみてください。きっと、新しい可能性が見えてくるはずです。